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太ももは脂肪が多く、下半身の中でも太さが際立つ部位。脂肪吸引で美脚を手に入れたい! というご要望は数多くいただきます。ただし、太ももは吸引する脂肪量が多い分、体へのダメージは大きくなりがち。ダウンタイムも長引くと言われています。
ここでは、ダウンタイムが心配、失敗しないためにはどうすればいいの? 仕事はどれくらい休まなければいけないの? など、皆さまから寄せられた太ももの脂肪吸引に関する質問に、ザ・クリニックの大橋昌敬がお答えします。
目次
- 1.太ももを脂肪吸引した場合、どれくらいの量の脂肪がとれますか?
- 2.太ももの脂肪吸引で、体重を10キロ減らすことはできますか?
- 3.太ももの脂肪吸引は、どの機材を使っても結果に大差はないのでしょうか?
- 4.太ももの脂肪吸引は失敗が多いと聞きましたが本当ですか?
- 5.脂肪吸引が上手なドクターかどうかは、どのようにして見極めれば良いでしょう?
- 6.太ももの脂肪吸引のダウンタイムを教えてください
- 7.仕事復帰はいつから可能ですか?
- 8.どんな時に痛みを感じますか?
- 9.圧迫固定は何日間必要ですか?
- 10.どんな経過を辿りますか?
- 11.傷はどこにできますか? 彼にバレないか心配です。
- 12.費用相場はいくらくらいですか?
- 13.太ももを脂肪吸引することで、お尻の形も整えることができるというのは本当ですか?
1.太ももを脂肪吸引した場合、どれくらいの量の脂肪がとれますか?
普通体型の方と仮定してお答えするのであれば、2,000〜3,000ccが目安です。
大橋ドクターの解説
たくさん取れたからといって成功ではない
どのぐらいの脂肪が取れるのか?という質問をよくいただくのですが、正直私は吸引量をさほど重要視しません。
実際、取れる脂肪量は、その人の体型や脂肪のつき方によって変わってきます。たとえば163cm47kgという痩せ型の方でも1,000cc程度脂肪を取ったというケースもありますし、普通体型の方でも全体のラインを考慮して、あえて脂肪を取りきらずに残しておいたということもありました。
つまり何が言いたいのかというと、脂肪吸引の目的は、あくまで体のラインを綺麗に整えるためのものだと言うことです。何cc取れたかは単なる結果でしかありません。それよりも、“どうしたら綺麗なラインができるかを考えて吸引”する方が重要です。逆に「吸引量」ばかりにこだわってしまうと、後々大きな失敗を引き起こします(よくある失敗についてはQ6へ)。
2.太ももの脂肪吸引で、体重を10キロ減らすことはできますか?
残念ながら、脂肪吸引による体重の変化はほとんどありません。施術の効果は数字よりも見た目に現れます。
大橋ドクターの解説
脂肪は極めて軽い物質
脂肪吸引の目的は体重を落とすことではなく、気になる部分を細くすること。もっと言えば、ラインを整えることです。皮下脂肪は水に浮くぐらい軽いので、脂肪吸引だけで体重が10kgも落ちるということはまずありません。
そうは言っても、脂肪を取り除くことで、見た目の変化は十分実感いただけるでしょう。
また、手に入れた体型をキープするため、自発的に生活習慣を変え、結果的に減量に成功したという人もいます。脂肪吸引が生活習慣を整えるきっかけとなる場合もあるようです。
3.太ももの脂肪吸引は、どの機材を使っても結果に大差はないのでしょうか?
いいえ、機器によって見込める結果は異なります。代表的な脂肪吸引機器それぞれの特徴を以下で解説しましょう。
大橋ドクターの解説
陰圧式脂肪吸引(従来の脂肪吸引)
脂肪吸引の中でも古くから行われているスタンダードな方法が、陰圧式脂肪吸引です。比較的昔からある方法で、手技も装置もシンプルなため、今も多数のクリニックで使用されています。
脂肪吸引の前にチュメセント液と呼ばれる麻酔液を注入した後、先端が鋭利なカニューレで脂肪を吸引します。脂肪周辺の線維組織を断裂しながら、脂肪をガリガリと削り取るイメージが近いでしょう。
組織を断裂するので手術中の出血量が多くなり、体への負担も大きくなります。そのため、除去可能な皮下脂肪は50〜70%程度が限度です。ダウンタイムも必然的に長引いてしまいます。線維組織のダメージが大きいことから、術後は皮膚のたるみにも要注意です。
ボディジェット
カニューレの先から出るジェット水流で分解した脂肪を吸引します。別名「ウォータージェット」とも呼ばれていて、60〜70%程度の皮下脂肪の除去が可能です。そのメカニズムは、事前に脂肪を吸引しやすいように水(ジェット水流)を使って組織を分離させるというもの。そうすることで、脂肪組織以外の血管や神経が傷付けずに脂肪を除去することができます。
脂肪組織以外が傷付かないため、体への負担は少なくなりますが、その一方で、施術には水を大量に使用するため、ダウンタイムに腫れやむくみが強く出てしまう可能性も。そのため、脂肪吸引の量も60〜70%程度が限度となります。
ベイザーリポ(当院推奨)
機器が持つ特殊な超音波を照射し、脂肪だけを柔らかくした後、刃のないカニューレを用いてやさしく除去します。そのため、脂肪以外の組織を傷付けない脂肪吸引が可能です。
出血量が少ないため体への負担が少なく、ダウンタイムも短く済みます。皮下脂肪は最大90%の除去が可能に。さらに、線維組織が傷付かないので、術後の皮膚がキレイに収縮されるようになりました[1][2]。
ただし、高性能ゆえ、術者の技術によって仕上がりが左右されるというデメリットもあります。例えばスーパーカーを運転する際、普通車の運転よりも高い技術が必要になるのと同じです。
4.太ももの脂肪吸引は失敗が多いと聞きましたが本当ですか?
はい。太ももは元々の脂肪量が多い上に吸引範囲が広いため、取り過ぎ・取りムラによる失敗が実は少なくありません。
大橋ドクターの解説
よくある失敗①バランスが不自然
太ももの内側だけ細くなっていたり、お尻が大きく見えたりする失敗です。体のシルエットを無視して脂肪吸引すると、こうした失敗を引き起こします。
特に、太ももは元々の脂肪量が多いパーツ。脂肪吸引しやすいがゆえに、吸引してはいけない脂肪まで取り除いてしまう可能性があるのです。そのため、術前から仕上がりをイメージし、取り除く脂肪と取り除いてはいけない脂肪を把握しておく必要があります[3]。
修正には不自然なバランスを整えるために、ベイザーリポの使用が効果的です。太ももの脂肪を均し、一部脂肪注入をすることでバランスの取れたお尻と太ももに仕上げていきます。
よくある失敗②皮膚がたるんだ
せっかく太ももが細くなっても、皮膚がたるんでしまっては意味がありませんよね。この失敗には2つの原因が考えられます。
1つは、浅い層の脂肪吸引がうまくいかなかったケースです。皮膚直下に位置する「浅い層」の脂肪吸引は難しく、ここを上手く吸引できなければたるんでしまいます。
もう1つは、脂肪吸引機器が古かったケース。周辺組織と脂肪を分離せず、強引に脂肪を削り取っていく旧式の脂肪吸引機器を使用すると、術後の皮膚がキレイに収縮しないことがあります。
もしたるんでしまった場合には、皮膚の引き締め施術であるサーミタイトやエンブレイスのようなRFタイトニングが有効です。皮下に高周波の熱を照射して、伸びた皮膚を収縮する施術で、広範囲の皮膚を均等に引き締めることができます。エンブレイスRFでは、照射後に皮膚表面が30~40%ほど収縮したという報告があります。[4][5]
よくある失敗③お尻が垂れる
太ももには、お尻を支える脂肪があります(画像、紫マーカー部分)。つまり、その部分を脂肪吸引するとお尻の支えがなくなり、垂れてしまうのです。
本来、術前に取るべき脂肪と取ってはいけない脂肪をマーキングで明確にしておく必要があります。
たるみの程度で修正方法は変わってきます。ベイザーリポやサーミタイトを行うこともありますが、皮下に余分な脂肪があり、皮膚の引き締めにも限界があるような場合は、皮膚切除による修正が効果的です。
よくある失敗④バナナロール(段差)
ここで言うバナナロールとは、お尻と太ももの境い目にある段差のことです。原因は先ほどと同様、お尻を支える脂肪まで吸引してしまったことにあります。
なお、バナナロールの修正術として「脂肪溶解注射」や「脂肪吸引」を受けると症状が悪化します。ただでさえお尻の支えがなくなっているわけですから、段差部分の脂肪(=唯一の支え)まで除去するのは正解ではありません。まずサーミタイトで皮膚を引き締め、そこに脂肪注入する修正が有効です。
よくある失敗⑤溝ができる
太ももの付け根部分の陥没と、太ももの内側に葉脈のような斜めの溝ができています(写真参照)。陥没部分の原因は、一部の脂肪が取られすぎてしまったことです。太ももに残った溝は、カニューレの通り道。これは、担当医が動かしやすい方向に何度もカニューレを動かしてしまい、その部分だけ吸引される回数が増えることで起こる失敗。医師の技術が主な原因です。
線の跡は極力吸引せず周りの脂肪を吸引し、最後に細かく脂肪注入することで修正できます。
よくある失敗⑥凸凹になる
原因を一言でいうなら、取りムラです。「取るべき脂肪が残り、取らなくていい脂肪が取られている状態」とお考えください。写真の方の場合、太ももの裏と足の付け根部分の脂肪を取られ過ぎてしまっています。その一方で、太もも外側の脂肪はかなり取り残しが。凸凹はベイザーリポで均して修正します
よくある失敗⑦傷跡が残る
これは、吸引口にスキンポートという皮膚を保護する器具を装着せずに行ったことが原因。カニューレを動かした際に生じる摩擦熱が皮膚に直接伝わると、火傷してしまうのです。
また、医師側はスキンポートの装着以前に、傷跡はなるべく目立たない場所に、できるだけ数少なく作る配慮も必要です。
色素沈着やケロイドになっている傷は自然治癒が難しいもの。修正は傷口の周辺をキレイに切り取って、縫合を行います。
よくある失敗⑧引き攣れ
脂肪の取り過ぎによって組織が癒着してしまうことで起こる失敗です。吸引箇所の皮膚が突っ張り、常に引っ張られている感覚が残ります。特に、足の曲げ伸ばし時には違和感を感じるでしょう。脚や腕など、関節のある部位で起こると、曲げ伸ばしなど日常の動作にも支障がでてしまい、大変不自由です。
ベイザーリポで脂肪を均一にし、そこに脂肪注入をする修正が有効です。
脂肪吸引の失敗は修正治療が可能
このように、太ももの脂肪吸引では数多くの失敗が起こっています。もしも「これって失敗?」 と感じた際は、まずは脂肪吸引を受けたクリニック・担当医に相談されることをおすすめします。それでも改善が見込めない場合、もしくはセカンドオピニオンを希望される方は、一度当院にご相談ください。当院では、過去の脂肪吸引の修正治療を積極的に行っています。修正施術は1度目の手術よりも難しくなりますので、経験豊富なクリニックにお願いしましょう。
参考:脂肪吸引失敗SOS
5.脂肪吸引が上手なドクターかどうかは、どのようにして見極めれば良いでしょう?
マーキング、認定資格の有無、症例数などがポイントです。
大橋ドクターの解説
チェックポイント①マーキングが丁寧
マーキングとは、医師が施術前にどの脂肪を取り、どの脂肪を残すのか、術部に印をつける作業のこと。これによって、施術中に迷うことなく脂肪吸引を行うことができます。このマーキングがいい加減だと、取るべきでない脂肪を取ってしまったり、取るべき脂肪を取り残してしまうような失敗につながってしまいます。取るべき脂肪と残すべき脂肪を見極めて行う丁寧なマーキングこそが、脂肪吸引の成功の秘訣です(動画参照)。
チェックポイント②ベイザーリポを使用していて、かつ認定医であること
脂肪吸引は、ベイザーリポを使用しているクリニックで受ることをおすすめします。ベイザーリポは脂肪以外の組織を傷付けることなく、最大90%の皮下脂肪が吸引できる脂肪吸引機器。体に低負担で、しっかり脂肪を取り除くことができるのです。
一方、ベイザーリポはとても高性能な機器で、使いこなせる術者は限られてきます。いくら性能が良くても、経験値の低い術者が使用すれば脂肪の取り過ぎや取りムラなど、失敗の要因になりかねません。そのため、ベイザーリポには認定医制度が設けられています。これは、トレーニングセミナーを修了し、専門的な知識とベイザーリポの操作法を習得した医師だけが取得できる資格です。技術力が高い医師を見極めるためには、ベイザーリポの認定医かどうかを確認すると良いでしょう。
チェックポイント③症例数が豊富
脂美容外科には脂肪吸引以外にもさまざまな施術があります。もし認定医の資格を持っていたとしても、実際はベイザー脂肪吸引の経験がほとんどないという医師も存在するでしょう。これでは、運転免許は持っているものの、ほとんど車を運転しないペーパードライバーのようなもの。
太ももの脂肪吸引で失敗しないためには、ベイザーリポの認定医で、かつ症例数が豊富なドクターを選んでください。症例数こそ、医師の経験やスキルを表す大事な数値なのです。
名医の見極めに役立つチェックシートのご紹介
施術を受けるクリニックを決める前に、まずはカウンセリングに出向くことをおすすめします。担当医に会って実際に質問することで、名医を見極めましょう。ただ、緊張して何を話したら良いのか分からない人も多いと思います。そこで、ドクターの技量や施術への考え方を聞き取るためのカウンセリングシートをご用意しました。クリニックを比較する際の材料としてご活用ください。
こちらからダウンロード→カウンセリングシート
6.太ももの脂肪吸引のダウンタイムを教えてください
代表的なダウンタイムは腫れ・むくみ・内出血・痛みです。その他、かゆみ・硬縮などの症状も現れます。
大橋ドクターの解説
ダウンタイムが落ち着く時期
脂肪吸引後の腫れやむくみ、内出血、痛みは術後3日がピークで、1〜2週間かけて落ち着きます。なお、痛みは強めの筋肉痛に似ています。太ももは元々むくみやすいので、強いむくみを感じる方もいらっしゃるようです。
また、これらの症状が落ち着いてきた頃に現れるのが、硬縮(こうしゅく)。脂肪吸引後に皮膚が引き締まっていく過程で、突っ張りやぼこぼこを感じる症状です。最初は失敗? と不安になるかもしれませんが、引き締まっていく過程で必ず見られるものなので、術後6ヶ月以内であれば気にすることはありません。マッサージをしたり、インディバという施術を受けると症状が緩和されます。
※太ももの脂肪吸引のダウンタイム、術後経過については「太もも脂肪吸引の経過と、ダウンタイム」も併せてご覧ください。
ダウンタイム専用のコスメが登場
なお、当院では、ダウンタイム症状を和らげるセルフマッサージ専用コスメ「DT」を開発しています。
長引くダウンタイムが気になるという方は、ぜひお確かめください。
7.仕事復帰はいつから可能ですか?
一概には言えませんが、術後3日ほどお休みを取ってからの復帰をおすすめしています。
大橋ドクターの解説
なかには翌日に復帰される方も
太ももの場合、術後3日間は痛みやむくみ、腫れといったダウンタイム症状のピークです。ただ、痛みに関しては鎮痛剤で対応できますし、むくみや内出血は服装次第でカバーできます。そのため、デスクワークであれば翌日から仕事に復帰されるという方もいらっしゃるほどです。ただ、当院としては「大事を取って術後3日程度お休みされた方が安心かと思います」とお伝えしています。
ちなみに、太ももの脂肪吸引を受けて翌日から復帰したスタッフによると、「仕事中の支障はなかったものの、階段の上り下りが慣れるまで辛かった」とのこと。術後3日以内に仕事復帰をお考えの方は、通勤時、時間に余裕を持って行動されることをおすすめします。
8.どんな時に痛みを感じますか?
術部がどこかに触れてしまった時や、脚に力を入れた動きをする際などに痛む、という声が寄せられています。
大橋ドクターの解説
痛みのピークである術後3日間は、要注意
当院で太ももの脂肪吸引を経験したスタッフによると、お手洗いで便座に座った時や椅子に座る時、寝返りを打った時など、太ももになにかが触れた時に痛みを感じる、という声が寄せられました。他にはしゃがんで立ち上がる時、階段を下りる時、電車乗車中に急ブレーキがかかって踏ん張った時など、太ももの筋肉を使うような動作の際に痛んだという声も。痛みレベルは強めの筋肉痛程度です。術後3日目以降は徐々に緩和していきます。
痛みの緩和ケアとしておすすめなのは、座る時にクッションを使用するなどして外的刺激を和らげること。寝返りをすると目覚めてしまうくらい痛みがあったというスタッフは、布団の中に枕やクッションを敷いて対策をしたと言います。動作による痛みが強い時は無理をせず、安静に過ごすのがいいでしょう。
9.圧迫固定は何日間必要ですか?
3日間の圧迫固定が必要になります。
大橋ドクターの解説
圧迫固定の方法
圧迫固定は、内出血や痛みの軽減の他、むくみを予防して皮膚の収縮を助ける効果が見込めます。
術後から3日間は傷口に絆創膏を貼り、その上を包帯で巻いて、さらにガードルで固定します。3日目以降は固定を外し、シャワー浴が可能です。この日からは包帯は付けず、ガードルか着圧ストッキングを着用してお過ごしください。
10.どんな経過を辿りますか?
術後3日は内出血や腫れ、むくみがピークとなり、その後硬縮を経て完成します。当院スタッフが施術を受けた際の術後の経過写真を見ながら解説しましょう。
大橋ドクターの解説
施術前
まずは施術前の写真です。太もも前側と外側の張り出しが目立ち、内ももはぴったりとくっついていました。
1日目
術後1日目の様子です。太ももは脂肪の吸引量が多くなるため、ダウンタイム症状が強く出る部位。内出血が太もも全体に出て、腫れやむくみも目立ちます。痛みに関しては、個人差がありますが、強い筋肉痛程度とのこと。ここから3日間が痛みと腫れのピークです。
4日目
内出血や腫れのピークが過ぎ、少し落ち着いてきました。この頃には痛みも落ち着き、問題なく動けるようになってきます。
7日目
内出血がだいぶ薄くなりました。この頃から細さが目に見えて実感できるようになります。
2週間目
むくみもだいぶ解消され、スッキリとした見た目になってきました。同時にこの頃から硬縮を感じ始めます。
1ヶ月目
むくみがさらに解消されました。この頃はまだ硬縮が続いているため、これからもっと引き締まっていきます。
3ヶ月目
硬縮が落ち着き、太ももはさらに引き締まりました。施術前と比較すると、その変化がよくおわかりいただけると思います。
施術前
硬縮が落ち着き、太ももはさらに引き締まりました。施術前と比較すると、その変化がよくおわかりいただけると思います。
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
---|---|
施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用 | ¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【太ももの脂肪吸引モニター募集】 |
副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
11.傷はどこにできますか? 彼にバレないか心配です。
鼠径部のシワとお尻と太ももの境目に2箇所ずつ、左右で計4箇所です。傷跡が原因でバレる可能性は極めて低いでしょう。
大橋ドクターの解説
6ヶ月程度でシワに馴染んで目立たなくなる
当院の場合、傷は目立たないところに小さく、数は極力少なくして施術を行います。太ももの場合の傷は、下着のラインとシワに隠れるので、基本的には目立ちません。
先ほど傷跡が目立つという失敗をご紹介しましたが、それは吸引口にスキンポートという皮膚の保護器具を装着せずに行ったことや、目立つ場所に傷を作ってしまったことが原因です。きちんと傷跡の位置や大きさに配慮して行えば、術後6ヶ月程度でほぼ目立たなくなります。
加えて当院では、抗生剤や血流がよくなる軟膏、経過に合わせて色味が目立たなくなる軟膏など、術後の傷跡をケアする薬剤や用品を無料で処方しています。また、保護テープを使用すると使用しないより傷跡が目立ちにくくなることがわかっているのですが[6]、なかでも皮膚に優しいかぶれにくいテープを採用しています。
12.費用相場はいくらくらいですか?
ベイザー脂肪吸引の場合、1部位およそ30万円前後です。
大橋ドクターの解説
施術するパーツの数によって費用が変わる
都内で脂肪吸引を行っているクリニックの価格をまとめました。平均して1パーツ30万円前後が相場です。太ももの場合、当院では吸引範囲が4パーツ(内側・外側・前面・後面)に分かれています(図参照)。何パーツ施術を受けるかで金額が変わってくるとお考えください。
また、クリニックによっては、別途オプション料金として麻酔代などが発生する場合もあります。料金の詳細については、各クリニックに問い合わせてみてください。
13.太ももを脂肪吸引することで、お尻の形も整えることができるというのは本当ですか?
はい。お尻の形にお悩みの方の多くは、実はお尻以外に手を加えることで改善が期待できます。
大橋ドクターの解説
お尻の脂肪吸引を希望される方がいらっしゃいますが、よくよくお話を伺うと、必ずしも必要ないことがあります。
代わりに太ももや腰のラインを綺麗に整えることで、十分に整えられることが少なくありません。
例えばこちらの症例は、お尻には全く手を加えていませんが、ご覧の通り丸くなり、斜めから見ればヒップアップしたようにも見えます。吸引したのは太ももの内と外、それから腰です。
太ももの脂肪吸引は、うまく行えばこのように周辺の部位も綺麗に見せられるのです。
施術名 | ベイザー脂肪吸引 |
---|---|
施術概要 | ベイザー波という超音波を皮膚の内側から脂肪組織に照射して、周辺組織と脂肪細胞を遊離。その後カニューレという専用の管で脂肪細胞を吸引除去する。術後は脂肪採取部位を圧迫固定。カニューレ挿入口には、5mm程度の小切開を加える。 |
施術費用 | ¥270,000(税込¥297,000) モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。 ▷【太ももの脂肪吸引モニター募集】 |
副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
出典
-
1
「High Definition Body Sculpting: Art and Advanced Lipoplasty Techniques」Alfredo E. Hoyos、 Peter M. Prendergast.(2014) -
2
Liposuction and VASER(Clinics in Plastic Surgery, 33(1):107, 2006) -
3
大橋昌敬 他「脂肪吸引で知っておきたい知識と技術」 形成外科65巻 第2号, 2022, 155-165 -
4
Paul M, Blugerman, G., Kreindel, M., Mulholland RS. Three-Dimensional Radiofrequency Tissue Tightening: A Proposed Mechanism and Applications for Body Contouring. Aesth Plast Surg. 2011, 35:87–95. -
5
Michael Kreindel, Stephen Mulholland. The Basic Science of Radiofrequency-Based Devices. Mar 9, 2021 -
6
Sarah O’Reilly, et al. Use of tape for the management of hypertrophic scar development: A comprehensive review. Scars Burn Heal. 2021 Jul 12